ああもう信じられないくらい彼に逢いたい衝動




恋するわたしには貴方だけなの





そんなわたしにご朗報

彼からのメールをみておもわず笑みがこぼす

携帯のディスプレイをみてにんまりするなんて傍から見ればなんて気持ちわるい女なのだろう

でも止まらない


静かに階段をおりて、ベランダから外にでる

携帯の「会いたい」という文字を何度も読みなおし、彼のもとへ




「蔵!」



やっぱり

わたしはこれ以上ないほどのしあわせな気持ちで彼にとびついた




「わざわざ家まで来てくれんでも…」

「会いたかってん」




そういいつつ抱きしめてくれる蔵に思わず赤面

そして




「それに明日誕生日やろ?」

「お、覚えててくれたん?」




うれしすぎる

たしか告げたのは3ヶ月ほど前

今日まで忘れずにいてくれたなんて




「すきやで」




最高値で通過した

きっともう真っ赤だ




「ほんまかわええなあ」

「だって…!」




あたふたしようにも顔の熱はおさまる様子は無し

明日の誕生日なんてもうどうでも好いくらい今が好調すぎる




「プレゼントは明日な」




もう本当はプレゼントなんていらないのです




「もう十分やし」




ああもうしあわせで何も考えられない

大すき大すき大すき




「とりあえず一日早いけどおめでとう」




そう言いつつキスをおとしてくれる貴方が大すきです

空の短い季節なんてしらない










愛したひとは貴方だけ